リハビリテーション科

トップページ >  外来診療・診療科 >  リハビリテーション科
リハビリテーション科オンライン病院見学会を開催致します!

2023年1月より随時受付中
是非、お気軽にご参加ください。
お申込みは、チラシのQRコード(LINE公式アカウント)からお願いいたします。

職場見学会、WEB説明会を開催いたします!

リハビリテーション科では、対面・WEBでの見学を随時受け付けております。チラシのQRコード又は下記のURLよりお申込みください。お好きな日時をお選びいただけます。是非、お待ちしております!
https://forms.gle/jz2cwzdq8EmQutmW6

作業療法士臨床実習指導の認定施設となりました!

リハビリテーション科について

リハビリテーション科基本方針

やるべきことに対し結果を出し、やりたいことが出来る組織を構築し、全ての人に明るい未来を見せられるセラピストを目指します。

  1. 急性期から回復期同等のリハビリテーションを提供し、患者さま・ご家族さまへ一緒に寄り添い、早期改善、早期退院を目指します。
  2. どのような状態・状況であっても、セラピストから諦めることはせず、様々な知識、技術、工夫を駆使して理学療法、作業療法、言語聴覚療法を提供します。
  3. セラピストとして、患者さま、利用者さまの人生に対し責任感を実感し、明るい未来を感じられる社会復帰を目指します。

リハビリテーション科の特徴

リハビリテーション科は医師1名、理学療法士51名、作業療法士42名、言語聴覚士11名、MSW1名、事務3名の総勢108名のスタッフからなります。(2021年4月1日現在)

脳卒中集中治療室を含めた超急性期リハビリテーションから回復期リハビリテーション、生活期・在宅リハビリ―ションなど、脳卒中患者様を発症直後から区切りをつけずに一貫したリハビリテーションを提供できる体制で臨み、患者様が納得して満足できるリハビリテーションを目指しています。

リハビリテーション科施設基準

  • 脳血管疾患リハビリテーション(I)
  • 回復期リハビリテーション病棟入院料(I)
  • 訪問リハビリテーション(介護保険)
  • 短時間通所リハビリテーション(介護保険)

日常生活訓練棟(狩場邸リハビリ室)

カウンターキッチン、ドライブシミュレータールーム、陶芸室、鎌倉風言語聴覚室等を備えており、より日常生活に近い環境や、退院後の生活に則したリハビリテーションを提供できます。

自動車運転支援(Hondaセーフティーナビ)

鎌倉風 言語聴覚室(和室)

調理室(カウンターキッチン)

陶芸室

技士長のご紹介

技士長

技士長 作業療法士  田中 秀和

当院は、脳血管疾患に対するリハビリテーションに特化しており、超急性期から回復期・生活期まで、一貫してリハビリテーションを提供できる病院です。
急性期と回復期のリハビリテーションのさらなる強化と、退院後の生活にも積極的に介入し、発症後どの時期でも充実したリハビリテーションを提供できる体制作りを目指しています。また、退院後のリハビリテーションを充実させるべく、短期集中リハビリ入院や社会復帰教室、手足の機能回復に特化した促通反復療法の強化を進めています。新人教育・卒後教育にも力を入れ、プロフェッショナルであり、また患者さまから必要とされるセラピストを育成し、より良いリハビリテーションの提供を図ります。

是非私たちと一緒に、患者さまの為のリハビリテーションを実践しましょう。見学をお持ちしております。

副技士長のご紹介

私たちリハビリテーション科は、患者さまの明るい未来を創ることを目指し日々励んでいます。
脳血管疾患の症状は多様であり、個別性に合わせたリハビリテーションが大切になります。突然の発症により辛い思いをされた方にも、退院後はその人らしく明るく楽しく過ごしていただきたいというのが私たちの想いです。それを実現するために、早期から患者さまの声に耳を傾け一緒に目標を持ち、急性期から回復期、生活期まで切れ目のない支援を行っています。
また、脳卒中のスペシャリストを育成するために、新人バイザー制度や講義・実技形式の研修会等、専門的な知識や技術を学べる環境を整えており、職種の垣根なく意見交換をしながら質の高いリハビリを追求しています。

副技士長  金原 衣理子

【新卒学生向け】リハビリテーション科 紹介動画

当院に就職をお考えの学生向けに病院紹介動画を作成しました。理学療法士・作業療法士・言語聴覚士含め、リハビリテーション科全体の説明となっておりますのでご覧ください。

院内ストリートビュー

リハビリテーションの流れ

急性期リハビリテーション

入院期間2週間前後において、集中的な訓練(120分以上)を行い在宅・社会復帰を目指します。

回復期リハビリテーション

入院期間2~5か月で機能回復訓練・日常生活訓練・屋外歩行訓練・公共交通機関利用などの訓練を、毎日平均3時間の訓練を行い在宅・社会復帰を目指します。

通所・訪問・外来リハビリテーション

退院後のリハビリテーションとして、さらなる在宅生活の拡大(屋外歩行や公共交通機関範囲の拡大や調理などの家事動作獲得、職場復帰など)を目標に、訪問リハビリ、通所リハビリ、手足の機能回復を目指す「機能回復外来リハ」を勧めています。

理学療法

『患者さまが望む生活』を実現するため「移動手段の獲得」にこだわり、発症直後より積極的な理学療法を実施しています。入院生活だけでなく、将来長きにわたって起こりえる問題に対しても考慮しています。
入院中は、患者さまの体に合った車椅子を選定し、モジュラータイプの自走型やリクライニング車椅子を提供したり、適切な装具を選定したりすることで、入院中から移動の自立を目指しています。また、促通反復療法と低周波電気治療などの物理療法、積極的な装具療法を組み合わせて、患者さまの移動能力改善を図ります。また屋外歩行訓練や公共交通機関利用など、社会生活に適応できるよう、ご家族と連携を取りながら行っています。

作業療法

『生きるを楽しむ』を理念に、患者さまが大切にしている活動を獲得し、明るい未来を創ることを目指しています。患者さまが望む生活の目標を共有し、急性期から回復期リハ同等の作業療法を提供、退院後の日常生活を見据えた訓練を積極的に進めていき早期退院、早期社会復帰を目指します。社会生活にも目を向け、自動車運転支援や復職支援など、様々な取り組みをしています。また、外来や入院での短期集中リハビリも行っており、促通反復療法と低周波電気治療、ロボットリハ等を組み合わせた訓練を導入し、最大限の機能回復を目指しています。

言語聴覚療法

患者さまの『今に寄り添い、自分らしく生きる未来を切り開く』ために、失語症、高次脳機能障害、構音・嚥下障害などの患者さまに対し、急性期から積極的に関わり、機能と生活の両面からアプローチしています。患者さまの実際の生活場面における実用的なコミュニケーションや食事の訓練を推奨しています。また、退院後に家族や友人との会話、外出、趣味などを楽しみながら生活できるように、実場面に即したコミュニケーション訓練を重点的に行い、自分らしく充実した生活を送るための支援を行っています。無機質な個室に抵抗がある患者さまのために、縁側のある和室の言語聴覚室も設置しています。

外来リハビリテーション

週に2~3回通院していただき、機能改善、日常生活の自立度や歩行能力向上に向けリハビリテーション(理学療法、作業療法、言語療法)を提供します。

当院外来リハビリテーションの特徴

  1. 発症からの期間を問いません
    発症から6か月以降の方もリハビリを実施しています。※1、2
  2. 麻痺側機能改善に力を入れています
    促通反復療法、電気刺激療法、振動刺激療法、スプリント療法など治療効果の高いリハビリテーションを提供します。
  3. 生活の中で役に立つ歩行、使える手を目指していきます
    生活の状況を具体的に聴取し、生活の中で役に立つ、その方が望んでいる目標を一緒に考えます。

※1 症状によってはお受けできない事もあります。お問合せ時に確認させていただきます。

※2 介護保険でのリハビリサービスを受けている方は法律上お受けできません。

利用できる方

  • ご本人やご家族からお申し込みがあった方
  • リハビリテーションを実施したことで、手足の麻痺の改善や日常生活の改善が見込める方
  • 脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など後遺症で悩まれている方

※ 神経内科や難病指定の疾患には対応できません

※ 徘徊やせん妄等を伴う認知症の患者様、精神疾患のため不安定な患者様はお受けできないことがあります

訪問リハビリテーション

退院後、さらなる在宅生活の拡大(屋外歩行や公共交通機関の利用、調理などの家事動作獲得、職場復帰など)を目標に、利用者さまとご家族と一緒に行っていきます。介護保険により介護認定を受けた方が、ケアマネージャーが作成するケアプランに沿って当サービスをご利用できます。なお、かかりつけ医が当院でない場合は、事前に当院までご相談ください。

当院訪問リハビリテーションの特徴

当院では、自立支援型訪問リハビリテーションを推奨しています。
自立支援型訪問リハビリテーションとは、利用者様が望む生活スタイルを聴き取り、その実現を図るために、心身機能や環境などの関連要素を分析、リハビリテーション計画を立て、ご家族や他職種とともに、それを実行・促進し、最終的には利用者さまが自立できるような最少な介護支援に繋げることを目的としています。

具体的な取り組みとして、デイサービスでの入浴や訪問入浴サービスなどに対し、入浴動作の訓練・環境設定および介助指導などを行うことでご自宅での入浴が可能になる介入や、退院時の能力として自宅内や、家周囲のみの歩行範囲を、町内会への参加や公共交通機関利用の獲得に勧めていく介入など、発症前の生活スタイルを獲得するためのサービスを目標とします。

通所リハビリテーション

脳卒中フィットネスジム(短時間通所リハビリ事業)

当通所リハビリテーションは、1時間以上2時間未満の短時間通所リハビリの運営となります。送迎サービスを行っていないため、当通所リハビリに公共交通機関等を利用して自ら通って頂くことで、自立支援を促進し、その人らしい生活を営むことができるよう取り組んでおります。理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が、開始時に利用者さまと目標を共有し、自立して頂くための個人ごとの自主訓練プログラムの実践とセラピストによる20分程度の個別訓練を基本としたリハビリテーションを行います。
また、ヨガ教室、おでかけ教室、ものづくり教室(陶芸・革細工等)といった教室も企画運営しており、利用者さまの社会参加・自立支援を応援します。
介護保険により介護認定を受けた方が、ケアマネージャーが作成するケアプランに沿って当サービスをご利用できます。なお、かかりつけ医が当院でない場合は、事前に当院までご相談ください。

リハビリテーション科部長
永井 美穂(ながい みほ)
経歴 東京医科歯科大学医学部 卒業
認定・専門医 日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医

リハビリテーション科の取り組みと活動

脳卒中の後遺症に有効とされる促通反復療法(川平法)の理論と講義・実技内容を紹介いたします。

問い合わせ

[担当]リハビリテーション科 事務員 藤井・技士長 田中

[お問い合わせ対応時間]月〜金曜日の9:00~16:00/p>

入職者からのメッセージ

作業療法士 郷 康人(2015年度入職)

当院は急性期から回復期、生活期に至るまで患者様・利用者様と関われる少し珍しい病院です。私は臨床2年目から訪問リハビリを経験させてもらいました。退院後の患者様がどのように生活していくのかを知ることができ、入院中の患者様に対するリハビリの考え方が変わりました。また私は脳血管疾患の患者様に対する自動車運転支援に興味があったため、現在は運転支援チームにも在籍しています。脳血管疾患になってしまった方が病前のように運転できるようサポートしたり、安全性の評価をしたりと、とてもやりがいを感じています。脳血管疾患に興味のある方、まだ自分がどのような分野に進みたいか迷っている方、当院は様々な経験ができ、幅広い視野を身に付けられる環境です。自分らしく働きながら一緒にセラピストとして成長していきましょう。

理学療法士 小谷 昌吾(2019年度入職)

当院の魅力は発症初期から退院後の生活状況を知れるということにあり、リスク管理、医学的アプローチ、予後予測や社会的参加といった幅広い経験をすることができます。
在回復期リハビリテーション病棟に所属しています。患者様の目標に向けて日々の機能訓練に加え、病棟での過ごし方や介護サービスの検討など他職種との協力も積極的に行なっています。臨床で悩むこともありますが、先輩からの指導やIMSグループ内での臨床指導を受ける機会も多く、セラピストとして成長できる環境だと感じています。
見学に来ていただくと、当院のアットホームな雰囲気を感じていただけると思います。興味のある方はぜひ一度お越しください。お待ちしております!

言語聴覚士 古川 英明(2018年度入職)

まだまだ経験不足で失敗することも多くありますが、様々な人に支えて頂きながら日々臨床を行っています。当院は脳血管疾患に特化した病院のため、脳梗塞や脳出血の患者様とのリハビリが中心となります。患者様それぞれニーズや背景は異なり、復職や運転の再開をご希望される方もおり、どのようにアプローチしていくのか考えたり、急性期から生活期まで一人の患者様と長く付き合っていけるため幅広く経験を積むことが出来たり、やりがいを感じられる職場だと思います。私がこの病院に入職を決めた理由は、急性期病棟があることと、見学をした際にST責任者が穏やかで話しやすかったことが決め手になりました。現在(2021年4月1日時点)STは11人(うち男性3人)が在籍しており、先輩には日々の臨床相談がしやすく非常に恵まれています。新人に向けて先輩方がさまざまな勉強会を企画したり、ST分野のみならず懇切丁寧に教えてくれます。また当院の一番の魅力は、スタッフの温かさだと思います。私は地方出身で、入職した時は初めて体験することが多く戸惑いが多かったのです。そんな時、先輩方は何でも聞ける雰囲気づくりや配慮をしてくれました。

作業療法士 箭川えりか(2015年度入職(中途採用))

当院に転職した理由は、急性期、回復期、生活期に至るまで患者様を支援できる環境が整っていることです。私は以前、急性期、外来リハビリを主に行う病院に勤めていました。多くの患者様に接することができた一方、一人の患者様を長い期間支援した経験がなく、回復期のリハビリに大変興味がありました。しかし、転職を考えていたときはすでに臨床8年目で、新しい環境にうまく打ち解けられるか悩んでいました。そんなとき、当院の技士長に職場見学を相談したところ、快く応じていただけました。リハビリ室がPT・OT・ST共通になっており、お互いの治療場面を共有できる環境、スタッフの落ち着いた雰囲気に惹かれ、見学したその日に入職を志願しました。回復期病棟勤務を経て、現在は通所リハビリを主業務とし、一人ひとりの患者様・利用者様とじっくり向かい合い、取り組む日々を過ごしています。
私は2児の母でもあり、残業や土日勤務に対して不安がありました。しかし当院は、残業がほとんどないこと、病院の託児所が利用できること、また突発休になったときのサポート体制がしっかりしていることがあり、子育てしながらも働きやすい職場です。これからも、育児と仕事を両立しながら、しっかりとOTとしての役割を果たしていきたいと思っています。

教育システムに関して「リハビリテーション科 セラピスト育成プログラム」

I 専門的研修

1. 新人教育プログラム(新入職員~2年目)

・CT・MRI画像の見方  ・急性期脳卒中リスク管理  ・ROM訓練の実践的アプローチ
・車椅子の選定とシーティング  ・基本動作の評価と訓練   ・トランスファー研修
・歩行の評価と訓練  ・呼吸器の基礎  ・摂食・嚥下の基礎
・脳神経外科の基礎知識

2. 総合研修(1年~5年目)

・目標設定方法と訪問リハ実践   ・手技1ボバース  ・手技2促通反復療法
・手技3認知運動療法   ・上肢機能の評価と訓練   ・運動器リハの基礎と応用
・研究法と発表のまとめ方  ・物理療法の基礎と応用  ・臨床実習指導講習
・教育方法論  ・車椅子シーティングの応用実践  ・摂食嚥下の応用的実践
・装具療法  ・高次脳機能障害と復職支援

3. 専門研修(6年目以降)

II 業務的研修

1. 一般的業務(新入職員~5年目)

・セラピストのための接遇研修  ・医療保険 診療報酬の仕組み
・介護保険 介護報酬の仕組み  ・診療カルテの見方・リハ診療録の記載方法
・基本業務内容(予定表作成・単位入力・リハ計画書・カンファレンス物理機器の使用方法など)

2. 管理職研修(6年目以降)

・リハビリテーション部門の運営方針 役職者の役割
・マネージャー基礎研修 業務管理と問題解決

※臨床実践能力を高めるプログラムでセラピストを支援します。

このページの先頭へ